分析業界での転職事情について
分析機器業界にはどのような職種があり、どのような働き方ができるのでしょうか。このページでは当コンソーシアムのスタッフが、分析機器業界で働いた経験を基にその内容をご紹介したいと思います。ご転職を考えているみなさん、分析機器業界への転職を選択肢の一つとされてはいかがでしょうか。
まず分析機器業界の経済動向は?
全体的に安定しています。
なぜなら、世の中から分析やそれに関する検査がなくなることはないからです!!よって、一度分析装置に関する専門知識を身に着けてしまえば、職に困ることはないでしょう(職種を選ばなければ、ですが)。
しかし一方で爆発的な伸びも、革新的な技術の出現もあまりない、というイメージです。
それでは具体的に転職先候補についてみていきましょう。
1.メーカーへの転職について
分析機器業界の中心はやはりメーカーです。
メーカーを大きく分けると外資系メーカーと内資系メーカーに分けられ、それぞれに特徴が異なります。
外資系メーカーでのお仕事
外資系メーカーは、販売会社としての位置づけです。日本国内に生産拠点を持っていることはほとんどないので、自社製の商品を海外から輸入して国内に販売するという仕事をしています。
職種としては、営業、営業の技術的サポートを行うテクニシャン(学術支援)、装置の故障時に対応する技術者、バックオフィス系の方々等、生産部門を除いたものがあります。
気になる外資系の給料は?
気になる外資系の給料ですが、内資系に比べ良い傾向があります。マネージャー陣になると1000万越えはざらです。営業の場合、ボーナスは売り上げに依存するため、0の場合もあれば100万単位でもらう方もいらっしゃいます。結果を出しただけ給料をもらいたい、という方には向いている環境です。
クビはあるのか?
あります。自身の業績が悪い場合はもちろんですが、海外からの人員削減の要請があった場合には容赦なくクビになります。ただ、クビになった場合も、専門知識を有しているため、ライバル会社や同じ業界内ならばすぐに就職できる、という特徴もこの業界にはあります。
国内メーカーでのお仕事は?
国内メーカーは日本国内で研究や装置の生産から販売までを行っていることがほとんどです。よって一般のメーカーと変わらない職種があります。しかし、近年は海外への進出を積極的に行っています。よって、英語能力が高い方にとってはねらい目かもしれません。
海外ではもちろん外資系メーカーが強いため苦戦気味のようですが、この壁を乗り越えれば、一気に販売の拡大が期待できると言われています。
2.代理店(ディーラー)への転職について
次に代理店への転職について見ていきましょう。代理店の方々の主な仕事は、エンドユーザー(顧客)のもとへ足しげく通い、商談を貰うことにあります。商談を貰ったら、それに適した装置やメーカーを選定し、メーカーに問い合わせます。 一部の代理店には技術部門の方々もいて、メーカーが対応できない装置の修理やメンテナンス等も行っています。
また一部のメーカーでは、代理店業務も行っているところがあります。例えば、ADVANTECグループは濾紙などを製造するメーカーでもありますが、他社の分析装置を扱う代理店でもあります。
3.分析受託会社への転職
最後に分析受託会社への転職です。各顧客からの分析を請け負って、その結果を提出するというお仕事がメインです。主に親会社からの分析依頼が多いとのこと(例えば、カネカテクノリサーチはカネカグループからの分析依頼を主に受けている、というイメージです)
しかし分析をする技術者だけではなく、営業職や、管理部門(事務職)の方もいらっしゃいます。
求人広告を載せませんか?
分析機器業界に特化したこのサイトに求人広告を載せませんか?
このサイトは分析機器に興味がある方に活用されているサイトです。 求人広告掲載のお問い合わせはこちらまで