FT-IR, FTIR

◆FTIR, FT-IRとは?簡単な原理説明

FT-IRとは

FTIRはフーリエ変換赤外分光光度計( Fourier Transform Infrared Spectroscopy )の略になります。
赤外光を分子に照射すると、分子を構成している原子間の振動エネルギーに相当する赤外光(赤外線)を吸収します。
この吸収度合いを調べることによって、赤外吸収スペクトルを得て、物質の定性や定量を行います。

そもそも赤外光とは?

赤外分光光度計の種類

実は、赤外分光光度計には二種類あります。分散型とFTIRです。
分散型はサンプル透過後の光を回折格子を用いて分散させ、その分散した光を各波長ごとに検出器で検出します。
対して、FTIRは、干渉計を使用することで、全波長(赤外領域の)の情報を含んだインターフェログラムを作成します。そして、これをサンプルに照射しに検出した後、コンピュータ上でフーリエ変換を行い、各波長を計算します。
かつては、分散型赤外分光光度計が主流でしたが、現在では、フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)が主流となっております。

FTIRの主な用途

有機化合物の定性及び定量

様々な種類のFTIR

FTIRはその用途により3つのタイプに分類できます。ポータブル型、汎用型、リサーチ型の3種類です。

ポータブル型とは?
その名のとおり持ち運び可能なFTIRです。持ち運びや過酷な使用状況に耐えうるよう、各メーカーは小型かつ頑丈に装置を設計しております。その分、汎用型やリサーチ型と比べ、性能面が劣り、測定方法も限られるというデメリットもあります。研究室以外での環境(例えば工場など)での使用や、単純な測定のみの使用の場合(例えば、透過法やATR法のみを行うなど)はポータブル型をお勧めします。

alpha写真はBruker社のALPHA。コンパクトです。

汎用型とは?
もっとも一般的なFTIRと言えます。研究や品質保証等、ほとんどの分野で使用可能な性能を保持しております。また、測定方法も多種多様であります。装置を検討する際はまずは汎用型から検討されることをお勧めいたします。

リサーチ型とは?
より高い精度を求められるような研究を行う場合に使用されます。SN比や分解能等の性能は汎用型に比べ、遥かに高いものとなっております。

価格帯
ポータブルの小型FTIR、汎用型FTIR、リサーチ型FTIRと価格は様々ですが、100万円台から購入できます。高いものでは500万円以上するものもあります。

アプリケーション
アプリケーションについてはこちらのページをご覧ください。

メーカーは?
日本メーカーでは、日本分光、島津製作所、海外メーカーではアジレント、ブルカー、パーキンエルマー、サーモフィッシャーが製造/販売をしています。赤外顕微鏡とセットで販売されることも多いです。(赤外顕微鏡はこちら




>>メーカー一覧表
<ポータプル型FTIR>

メーカー 装置HP Web問合せ 参考価格
アジレント Cary 630 問い合わせ先 ¥2,500,000~
サーモフィッシャー iS5 問い合わせ先 ¥3,000,000~
パーキンエルマー Spectrum Two/Spectrum Two+ 問い合わせ先 ¥2,900,000~
ブルカー ALPHA II 問い合わせ先 ¥2,727,000~
島津製作所  IRSpirit 問い合わせ先 ¥2,200,000~

赤外顕微鏡はこちら
FTIRのアプリケーションはこちら
メーカーへの問い合わせ方法はこちら

<汎用型FTIR>

メーカー 装置HP Web問合せ 参考価格
日本分光 FT/IR-4000 問い合わせ先 ¥3,300,000~
島津製作所 IRAffinity-1S 問い合わせ先 調査中
アジレント Cary 660 問い合わせ先 販売終了
サーモフィッシャー iS10 問い合わせ先 ¥3,000,000~
パーキンエルマー Spectrum 3 問い合わせ先 調査中
ブルカー INVENIO 問い合わせ先  調査中

赤外顕微鏡はこちら
FTIRのアプリケーションはこちら
メーカーへの問い合わせ方法はこちら

<リサーチ型FTIR>

メーカー 装置HP Web問合せ 参考価格
日本分光 FT/IR-6000 問い合わせ先 ¥3,300,000~
島津製作所 IRTracer-100 問い合わせ先 調査中
アジレント

Cary 670

問い合わせ先 販売終了
サーモフィッシャー iS50 問い合わせ先 ¥3,000,000~
パーキンエルマー Spectrm 3 Optica 問い合わせ先 調査中
ブルカー VERTEX  80/80V 問い合わせ先 調査中
※参考価格の出典:WEB科学機器総覧 

 

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下記の情報もご参照ください。

赤外顕微鏡はこちら
FTIRのアプリケーションはこちら
メーカーへの問い合わせ方法はこちら
分析機器を安く購入する方法はこちら 必見!分析装置購入時の注意点!! お役立ち情報

(参考)FTIRの詳しい原理説明

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