ICP発光分光装置

◆ICP発光分光装置(ICP-OES/ICP-AES)とは?
簡単な原理説明と装置の紹介
ICP発光分析装置は無機分析に使用される装置です。
無機分析とは?
無機元素分析装置の代表的なものとして、原子吸光、ICP発光分析、およびICP-MS分析があげられます。原子に熱エネルギーを加え励起させた際の吸光を測定に利用したものが原子吸光、発光を利用したものがICP発光、イオン化を利用したものがICP-MSです。励起源としては、原子吸光は化学炎、ICP発光およびICP-MSではプラズマ炎を利用します。これらの装置はユーザーのニーズに合わせて、使い分けられています。

ICP発光分析装置の概要
高周波誘導結合プラズマ(ICP)を光源とする発光分光分析法であり、液体試料中の無機元素を分析するための装置です。
試料溶液を霧状にして、6000~8000Kの高温になる誘導結合プラズマ(ICP)中に導入し、励起された元素が基底状態に戻る際に放出される光を分光して、波長から元素の定性、強度から定量を行うことができます。
装置への導入は希酸水溶液によって行われます。固体試料は適切な試料前処理(技術要)により溶液化した後、測定に供します。溶液化できる試料であれば固体・液体問わず元素分析が可能なため、環境分野から工業分野まで、様々な分野に用いられています。

ICP発光分析装置の種類
ICP発光分光装置はその検出方法によって2種類に分けられます。

1. マルチチャンネル型ICP発光
複数の検出器(CCDやCID)を用いて、それぞれ特定の波長の光を検出できる。
シーケンシャル型に比べ、分解能は劣るが、多元素同時測定が可能という利点がある。

2. シーケンシャル型ICP発光
回折格子を回転させることで、一つの検出器(光電子倍増管(PMT)、いわゆるホトマル)で光を検出する方式。
マルチチャンネル型と比べると多元素同時測定はできないが、一元素ずつの測定が可能なため、分解能は高い。

現在では、マルチチャネル型ICP発光がシーケンシャル型ICP発光の販売シェアを大きく上回ると言われています。

日本メーカーでは、島津製作所、日立ハイテク、HORIBA、海外メーカーでは、アジレント、サーモフィッシャー、パーキンエルマーが製造/販売をしています。

各メーカーのシェアは?
日本では、日本メーカーの島津と日立ハイテクが大きなシェアを持っています。ただし、海外では、サーモフィッシャー、アジレント、パーキンエルマーの3社が圧倒的なシェアを持っていると言われています。

装置の原理や分析テクニックについてより詳しくは以下のHPを参照ください。

より詳しい原理はこちら!!
ICP発光分析装置の分析テクニックに関する情報はこちら
ICP質量分析装置はこちら

<ICP発光分光装置メーカー比較表>

1. マルチチャンネル型ICP発光
メーカー 装置名 Web問合せ 参考価格
島津製作所 ICPE-9800シリーズ 問い合わせ先 調査中
アジレント

5110 ICP-OES

NEW 5800 ICP-OES5900 ICP-OES

問い合わせ先 調査中
日立ハイテク SPECTRO ARCOS®SPECTROBLUE® (FMX26) 問い合わせ先 ¥11,900,000~
サーモフィッシャー

iCAP™ 7200  (standard)

iCAP™ 7400 (middle end)

iCAP™ 7600 (high end)

問い合わせ先 調査中
パーキンエルマー Avio 200Avio 500 問い合わせ先 ¥10,000,000~
2. シーケンシャル型ICP発光
メーカー 装置名 Web問合せ 参考価格
島津製作所 ICPS-7510ICPS-8100 問い合わせ先 調査中
日立ハイテク PS3500DDII 問い合わせ先 ¥17,000,000~
アナリティクイエナ PlasmaQuant®PQ 9000シリーズ 問い合わせ先 調査中
HORIBA ULTIMA2 問い合わせ先 調査中
3.その他
メーカー 装置への直リンク
(URLをクリック!!)
Web問合せ 参考価格
日立ハイテク PS7800 問い合わせ先 ¥8,500,000~
HORIBA ULTIMA2Cシリーズ 問い合わせ先 調査中

※価格はWEB科学機器総覧から引用。

各メーカー総合ページ

メーカー問い合わせ先

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島津製作所 ICP発光分析装置総合 問い合わせ先
アジレント ICP発光分析装置総合 問い合わせ先
日立ハイテク ICP発光分析装置総合 問い合わせ先
サーモフィッシャー ICP発光分析装置総合 問い合わせ先
パーキンエルマー ICP発光分析装置総合 問い合わせ先
HORIBA ICP発光分析装置総合 問い合わせ先

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