◆X線回折装置(XRD)とは?
簡単な原理説明と装置の紹介
X線回折装置とは?
X線回折装置(XRD)とは,試料にX線を照射した際に生じる散乱、干渉の結果起こる回折を解析することにより、物質の同定や結晶の構造分析(原子間距離や配位数など)を行うことができる装置である。
X線回折装置の原理は?
原子が規則正しく配列されている物質にX線が入射すると、散乱したX線は干渉し合い、特定の方向で強め合う、回折現象を生じる。これは、各位置で散乱されるX線の光路差が、X線の波長の整数倍になっていると、波の位相が一致するため、波の振幅が大きくなるためである(下記の図を参照)。各物質は特有の規則性を持つ結晶をつくるため、X線回折では化合物の種類を調べることが可能である。また、結晶サイズや結晶化度、分子の三次元構造の評価を行うこともできる。
図1 X線回折の原理とブラッグの式
X線回折装置の取扱メーカーは?
リガク、ブルカーAXS、スペクトリス(パナリティカル)、島津製作所が取り扱っております。
<X線回折装置メーカー比較表>
メーカー | 装置名 | Web問合せ | 参考価格 |
リガク | 問い合わせ先 | 調査中 | |
ブルカーAXS | D8 DISCOVERシリーズ等 | 問い合わせ先 | 調査中 |
スペクトリス(パナリティカル) | X`Pert Powder X`PertPRO-MRD/MRD XL Empyrean |
問い合わせ先 | 調査中 |
島津製作所 | 問い合わせ先 | 調査中 |
装置の原理や分析テクニックについてより詳しくは以下のHPを参照ください。
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